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友人が語る坂本龍一の最期の時:原発、安保法、気候問題についてまだ心配していた

4月4日、日本のNHKテレビによると、音楽家の坂本龍一が亡くなり、日本各界から惜しむ声が上がっている。がんと闘いながらも、2022年7月から亡くなる前の1か月間、自伝を月刊誌に掲載しており、編集者によると、最後の瞬間まで人々の生活に影響を与える問題に関心を寄せていたという。


編集者の鈴木正文は、坂本と20年以上の付き合いがあり、自伝を連載するために坂本に連絡を取るたびに、音楽だけでなく社会問題についても話し合っていたと語った。鈴木は、自分と坂本が最後に会ったのは3月8日で、大正初期の東京の変化を語った文学書籍を持ち寄って、東京オリンピックの機会を利用して現代の東京がどのように変化したかを話し合ったという。


鈴木は、「音楽はもちろんのこと、日本の原子力発電所問題、安保法の状況、気候問題など、人々の現実的な文化生活に影響を与えるすべての大きな問題に対して、個人的な見解を積極的に述べていた」と述べた。安保法案が日程に上がって以来、坂本は何度も反安保演説を行っており、半月前には、日本政府が原子力発電所問題を処理する際に誤った手法をとっていると批判し、福島原発事故を忘れてはいけないと警告した。


坂本が日本社会に与えた影響について、鈴木は、「外国人に日本人とは何か尋ねられたら、きっと坂本の名前を挙げるでしょう。彼がいなければ、人々が日本の現代文化について持つ印象はまったく違ったものになっていたでしょう」と語った。鈴木はまた、坂本は偉人になりたいとは思っておらず、癌に冒されてからは、自分の死期が迫っていることを理解し、後悔しない方法で人生を過ごしたいと考えた。